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おかげで卒業アルバムたくさん貯まったよ

 私は教員になった最初に2年生を担任した。
 翌年はそのまま持ち上がりで3年生の担任。

 で、次は1年生に下りるのが普通だが、
 「進学指導の経験を引き継ぐには、誰か一人残ったほうがいいよな」
 と言い出すやつがいて、私が留年することになった。
 教員3年目にして、早くも2回の卒業生を送り出した。

 そして次の年。
 今度こそ1年生と思っていたら、
 「梅野先生は恐すぎて1年生向きじゃないからさ」
 とか、余計なことを言い出すやつがいて、2年生の担任。
 あとはもう、想像通りだよ。
 3年生に持ち上がって、またそのまま3年生に残って・・・

 というわけで、
 2・3・3・2・3・3と、6年間で4回の卒業生を送り出したのだった。

 おかげで卒業アルバムがたくさん貯まったよ。
 もちろん、これだけやってりゃ大学進学には詳しくなるから、学校でも指折りの進路指導のエキスパートってことになった。
 でも、本当は、いろんな学年、いろんな分掌(部署ってことね)を経験したほうがいいんだよ。こういう偏った経験はよくない。まあ、私の場合は、結果的にそれが後の仕事に役立つことになったけど、若い教員の皆さんには、新任から10年以内にすべての学年すべての分掌を経験すべきだとアドバイスしておこう。

 担任として卒業生を送り出すことは、嬉しさ半分、寂しさ半分。
 いつも思ったのは、こいつら今は涙流したりしてるけど、どうせ2~3か月もしたら俺のことなんか、きれいさっぱり忘れちゃうんだよなってこと。
 でも、それでいい。
 いつまでも高校時代は良かったなんて思っているのは、新しい生活に喜びを見出せていないということだからね。

 もうこっちを振り返るんじゃないぞ。
 前だけ見て進めばいいんだ。
 俺のことなんて早く忘れろ。だいいち、俺だって次の連中のこと考えなきゃいけないんだしさ。いつまでもオマエラのことばかり考えてるわけには行かないんだよ。
 じゃあな、元気でやれよ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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