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そんなに医者ばかり増やしてどうする

 最近、高校が大学進学実績を発表する際に、どこの大学に何人とかとは別に、医学部に何人というのを強調するのが流行りみたいだ。まあ、医学部は総じて難関であるから、広告効果は期待できそうだ。それが学校としてのアピールになるなら別にかまわない。

 ただこれは、あくまでも結果であるから、進路指導の目標が医学部合格者を増やすことになってしまったら、ちょっと、いや、大いにまずいだろうと思うのである。
 どんな職業だって、向き不向きというのがある。いくら成績が良いからといって、適性のない職業に就いたら、本人にとっても、世の中にとっても不幸なことだ。

 高校の先生に聞くと、最近は「東大に受かる力があっても、医学部に行ってしまう生徒も多い」そうである。東大の全学部全学科が学問的に日本の最高峰というわけではないから、それはそれで結構なことだ。

 問題は、それだけの力を持った生徒が、なぜこぞって医学部なんだというところである。もとより医学や医師の重要性を否定するものではないが、優れた才能・資質を持った若者を、それを生かすことのできる、より広範な分野に送り込んでやることが、本人のみならず、世のため人のためなのである。

 なんてことは、実は高校の先生方は先刻ご承知である。しかし、生徒募集ということがあるからね、特に私立の場合は。
 ここのところが非常に悩ましいところなのである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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