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広告塔に徹しきれなかった姜尚中氏

 少し前のニュースだが、聖学院大学(上尾市)の学長・姜尚中(カン・サンジュン)氏が、就任わずか1年、つまり任期を4年も残して辞任することになった。

 全国的にはほぼ無名で学生募集も低調な聖学院大学と、東大名誉教授かつベストセラー作家、ついでに紅白歌合戦審査員までやってしまった姜尚中氏とでは、つり合いがとれないなとは思っていたが、やっぱりうまく行かなかったか。

 経営側(理事会)の姜尚中氏への期待は、いわゆる「広告塔」ってやつだったろうね。
 通常では聖学院大学の名前が一般のマスコミに登場することはないが、テレビ出演の多い姜尚中氏が学長であれば、そのたびに「聖学院大学学長・姜尚中」と、大学の名前もセットで出るわけだから、広告効果は絶大だ。

 しかし、有名人をトップにすえるというのは、大学だけでなく、他の団体や組織でもよく行われていることなので、これはこれでかまわないだろう。ただし、そのポジションに就いた人は、自身の役割を自覚し、それに徹しなくてはならない。

 新聞報道などでは、大学運営方針について、経営側(理事会)との対立があったとされているが、そもそも姜尚中氏は、対立していい立場じゃないんだね。たしかに肩書は学長だけど、ホントの役割は「広告塔」だから。

 姜尚中氏もそこんところの自覚はあったんだろうが、やはり、実際に学生や教授たちに接しているうちに、ここは変えた方がいいとか、このやり方は改めるべきだとか、いろいろ出てきたんだろう。
 なにしろ、評論家としてもならした姜尚中氏であるから、問題点の指摘は得意中の得意だ。ただ、評論家の常で解決策は持たない。
 それで、経営側(理事会)との対立は深まって行った。と、だいたい、そんなところか。

 姜尚中氏にしてみれば、失って惜しい肩書でもないし。
 いや、もしかしたら、もっと魅力的なオファーがすでに来ているのかもしれない。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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