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作文は8分あれば書ける

 ◆10月13日、越谷サンシティで行われた合同説明会「入試ファーストナイン」において、作文講座を開きました。参加できなかった人のために、その内容をお知らせします。
 
 入試で高得点を狙うには、時間配分も意識しなければならない。
 埼玉県公立入試の国語は大問5問で構成されている。
 大問1 長文読解(物語的文章)
 大問2 漢字と言葉の知識
 大問3 長文読解(説明的文章)
 大問4 古典
 大問5 作文
 以上である。
 このうち、2つの長文読解に各15分を割り当てるとすると、それだけで30分、残りは20分である。漢字と言葉の知識、古典に各5分で計10分、そうすると残った10分が作文に使える時間ということになる。全体の見直しの時間も欲しいから、作文は7~8分で書き上げるようにしたい。

 7~8分で書き上げるには、試験当日その場で、「さて、どう書いたものか」などと考えている余裕はない。問題を見たら、すぐさま書き始めなければならない。

 そんなことができるのか?
 もちろんできる。それを教えるためにこの講座を開いている。

 あらかじめ、書き方のパターンを決め、何度も練習し、本番では、どんなテーマが出されても、そのパターンにしたがって書く。これがコツである。

 書き方のパターンについて話す前に、作文の採点法について説明しておく。なお、採点の方法については、県教委ホームページに「採点の手引き」が公開されているので、簡単に知ることができる。
 「採点の手引き」には、作文は16点からの減点法で採点するとある。どんなにすばらしい文章を書いても、それによる加点はない。ということは、減点されない文章を書けばよいということになる。

 では、どんな場合に減点されるのだろうか。当然それが気になるわけだが、これも「採点の手引き」に明記されている。
 もっとも大きな減点となるのが、「体験をふまえて自分の考えが述べられていない」場合であり、マイナス8点となる。意見を述べただけで、体験が書かれていないと、どんなに頑張っても8点しか与えられないということだ。ここは強く意識しなければならない。
 次に大きな減点となるのが、例として示された意見の中から自分が選んだものについて、その理由を書きなさいと言われているのに、選んだ理由が書かれていない場合である。これは6点のマイナス。
 ほかにも、指定された行数かどうか、原稿用紙の使い方が正しいかなど、いくつかの減点ポイントがあるが、これらはせいぜい1~2点の減点である。
 したがって、上記2つの条件を満たした文章を書けば、大きく減点されることはなく、確実に8割以上得点できるということになる。

 さて、それを踏まえた書き方のパターンである。
 まず、3段落で書くと決めてしまおう。2段落でもいい。段落や構成に注意して書けという条件があるので、ダラダラと書いてはいけない。それで減点されてしまう。

 1段落目は、意見を選んだ理由を示しつつ、自分の意見を述べる。これで6点キープ。
 2段落目は、自分の考え(意見)のもとになった体験を書く。これで8点キープ。
 3段落目は、もう一度自分の考えを簡単にまとめる。

 いかなるテーマが出されても、常に上記の書き方のパターンに持ち込む。大まかな構成をあらかじめ決めておくだけで、それだけで大幅な時間短縮になる。
 あとは、漢字の間違いや、日本語としておかしな表現になっていないか、などに注意をすればいい。

 以上が、講座のだいたいの内容である。
 作文はスキル(技術)であるから、練習を積めば誰でも一定のレベルに到達する。作文で浮かせた時間を、より配点の大きい長文問題に振り向けることが重要である。

 
  

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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