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仕事場に普段着で来ちゃまずいだろう

 今日が入社式という会社もある。公務員も今日から。
 学校は、授業はまだ先だが、辞令交付式なんていうのがあったはずだ。
 フレッシュマンの季節だね。

 今、何十年も前のこの日のことを必死に思い出そうとしているんだが、どうも浮かんでこない。
 採用試験に合格してから、ずっと非常勤講師という形で、学校勤めをしていたしね。
 (当時は養護学校と呼ばれていた現在の特別支援学校勤務)

 それに、赴任することになっていた高校には、部活のコーチで年中行っていたから、先生にも生徒にも顔見知りが大勢いた。
 そういう特殊な状況でのスタートだったから印象が薄いのかもかもしれない。

 そうそう、思い出した。
 やたら会議が多いこと。
 全体の職員会議、学年の会議、分掌の会議(分掌「ぶんしょう」っていうのは進路指導とか生徒指導とか、担任以外の役割のことだね)、教科の会議等々。
 これには驚いた。

 私が赴任した学校では、お互いを「先生」とは呼ばずに、「さん付け」で呼んでいた。
 生徒に何か言う場合、たとえば、「それは〇〇先生に相談しなさい」といった場合は、「先生」だが、先生同士はお互いに「さん付け」。
 後々、これは珍しいことだと知ることになるが、教員になる前に一時勤めていた会社では、社長のことさえ「さん付け」で呼んでいたから、これには何の抵抗もなかった。

 服装がバラバラ。
 「えっ、スーツ着ないの?」、「ネクタイしなくていいの?」
 「仕事場に普段着で来ちゃまずいだろう」
 まあ、たいていのことは、職場の流儀にしたがったが、服装だけは最後まで慣れなかったね。
 時代は変わり、いまは職場の服装も自由になってきたが、これだけは学校は世間の一歩も二歩も先を行っていた。

 あとは、そうだな。
 えっ、給料って現金でくれるの?(その後、銀行振り込みに)
 タイムレコーダーじゃなく、出勤簿に印鑑押すの?
 名刺は各自で作るの?
 県庁に出かけるのも出張って言うの?
 とか、いろいろあったが、なにせ古い話なので、思い出すのが困難だ。
 
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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