話題とった信州大学長の勝ち
信州大の学長が、入学式の式辞で、「スマホやめますか、信大生やめますか」と新入生に迫ったというニュース。
昔、覚せい剤追放のキャンペーンで、「覚せい剤やめますか? それとも人間やめますか」という公共CMがあったが、ちょっとそれを思い出した。もしかしたら、それが元ネタか。
昭和の時代だが、東大の卒業式で、大河内一男総長が、「太った豚より、痩せたソクラテスたれ」というような訓示をたれて、これは結構話題になったと記憶している。
もうひとつ。
震災の年、立教新座高校の渡辺憲司校長が、卒業生に送ったメッセージも、かなり話題になった。
まあ、このような例もあるが、毎年、何千何万という学校で入学式や卒業式が行われているわけで、式辞のいちいちが話題になることはめったにないことだ。
そういう意味では、新聞・テレビあるいはネットで、これだけ話題をとったのだから、広告効果は抜群で、これはもう、信州大学長の勝ちである。
「スマホ依存から脱しましょう」とか、「使い方を考えましょう」では、当たり前すぎて、面白くもなんともない。
でも、「スマホやめますか」と言われると、中には、「今の時代、それは無理だろう」、「時代錯誤だろう」などと、言葉通り受け取ってしまう人もいて、大いに盛り上がる。
さらに、「信大生やめますか」と追い打ちをかければ、単純な人間は、「だったら大学ヤメだろう」なんて言い出して、騒ぎが大きくなる。
もし、ここまで計算しての言葉だとしたら、大したもんだ。
※参考(元記事)朝日新聞より
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。信州大の入学式が4日、松本市総合体育館であり、山沢清人学長は、8学部の新入生約2千人に、こう迫った。
山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。
昔、覚せい剤追放のキャンペーンで、「覚せい剤やめますか? それとも人間やめますか」という公共CMがあったが、ちょっとそれを思い出した。もしかしたら、それが元ネタか。
昭和の時代だが、東大の卒業式で、大河内一男総長が、「太った豚より、痩せたソクラテスたれ」というような訓示をたれて、これは結構話題になったと記憶している。
もうひとつ。
震災の年、立教新座高校の渡辺憲司校長が、卒業生に送ったメッセージも、かなり話題になった。
まあ、このような例もあるが、毎年、何千何万という学校で入学式や卒業式が行われているわけで、式辞のいちいちが話題になることはめったにないことだ。
そういう意味では、新聞・テレビあるいはネットで、これだけ話題をとったのだから、広告効果は抜群で、これはもう、信州大学長の勝ちである。
「スマホ依存から脱しましょう」とか、「使い方を考えましょう」では、当たり前すぎて、面白くもなんともない。
でも、「スマホやめますか」と言われると、中には、「今の時代、それは無理だろう」、「時代錯誤だろう」などと、言葉通り受け取ってしまう人もいて、大いに盛り上がる。
さらに、「信大生やめますか」と追い打ちをかければ、単純な人間は、「だったら大学ヤメだろう」なんて言い出して、騒ぎが大きくなる。
もし、ここまで計算しての言葉だとしたら、大したもんだ。
※参考(元記事)朝日新聞より
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。信州大の入学式が4日、松本市総合体育館であり、山沢清人学長は、8学部の新入生約2千人に、こう迫った。
山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。