褒めて伸ばし、叱って伸ばす
これからは、インターネットを使った学習がますます盛んになるだろう。
動画を簡単に送受信できるようになったから、有名講師の授業なんかも、ネットを介して受けることができる。
疑問、質問にも直ちに答えてくれる。
問題に解答したら、すぐに採点し、メッセージを添えて戻してくれる。
実に便利な時代になったものである。
こうなると、実際の学校や塾は要らないんじゃないかとさえ思えてくる。
が、たぶん、そうはならない。
ネットの世界の先生と、リアルな世界の先生には、決定的な違いがあるように思う。
それは、ネットの世界の先生は、褒める一方で、生徒を叱ることはないが、リアルな世界の先生は、生徒を叱ることもできるという点である。
ネットの世界の先生が叱ったら、スイッチを切られてしまう。だから、叱っても意味ない。叱るのは、リアルな世界の先生の専売特許である。
「私って褒められて伸びるタイプなんです」
なんてセリフを実際に吐く人間はおらず、バラエティ番組の中だけの話だろう。
たしかに、褒めることの効用は大きい。
大人だって、褒められれば嬉しいし、やる気にもなる。
だから親も先生も、どんどん子どもを褒めたらいい。
しかし、褒めることの効用が大きいのと同じくらい、叱ることの効用も大きいのである。
褒めて伸ばし、叱って伸ばす。
本来の教育は、こうあるべきだ。
もし皆さんの周りに、褒めるだけの先生がいたとしたら、直ちにネットの世界の先生に代わってもらおう。それで事は足りる。
叱ることのできる先生だけが生き残ればいいのだ。
動画を簡単に送受信できるようになったから、有名講師の授業なんかも、ネットを介して受けることができる。
疑問、質問にも直ちに答えてくれる。
問題に解答したら、すぐに採点し、メッセージを添えて戻してくれる。
実に便利な時代になったものである。
こうなると、実際の学校や塾は要らないんじゃないかとさえ思えてくる。
が、たぶん、そうはならない。
ネットの世界の先生と、リアルな世界の先生には、決定的な違いがあるように思う。
それは、ネットの世界の先生は、褒める一方で、生徒を叱ることはないが、リアルな世界の先生は、生徒を叱ることもできるという点である。
ネットの世界の先生が叱ったら、スイッチを切られてしまう。だから、叱っても意味ない。叱るのは、リアルな世界の先生の専売特許である。
「私って褒められて伸びるタイプなんです」
なんてセリフを実際に吐く人間はおらず、バラエティ番組の中だけの話だろう。
たしかに、褒めることの効用は大きい。
大人だって、褒められれば嬉しいし、やる気にもなる。
だから親も先生も、どんどん子どもを褒めたらいい。
しかし、褒めることの効用が大きいのと同じくらい、叱ることの効用も大きいのである。
褒めて伸ばし、叱って伸ばす。
本来の教育は、こうあるべきだ。
もし皆さんの周りに、褒めるだけの先生がいたとしたら、直ちにネットの世界の先生に代わってもらおう。それで事は足りる。
叱ることのできる先生だけが生き残ればいいのだ。