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Z会が栄光を子会社化

 通信教育「Z会」の増進会出版社(静岡県長泉町)が19日、学習塾「栄光ゼミナール」などを展開する栄光ホールディングスを買収すると発表した。

 増進会は、すでに栄光HD株の約29%を保有する第2位株主だが、今後TOB(株式公開買い付け)を実施することで全株取得をめざす。現在、栄光HD株を30%保有する筆頭株主の進学会はTOBに応じ全株を手放す。これにより栄光HDは、増進会の完全子会社となる。なお、買収額は約137億円になる見通しだという。

 栄光HDの買収で増進会の連結売上高は600億円を超える見通しで、通信教育と学習塾を展開する業態としては、ベネッセホールディングス(4632億円)、学研ホールディングス(901億円)に次ぐ規模となる。

 少子化による教育市場の縮小をにらんだ通信教育大手と学習塾最大手の統合である。
 ここ数年、学習塾業界の合従連衡が加速しているが、大企業が中小企業を吸収する時代は終わり、大手同士が統合する時代となっている。

 今後、業界の再編がさらに進むだろう。
 他の業界がそうであるように、業界1位と2位、2位と3位といった大型合併が行なわれても、もはや驚かない。
 巨大グループが存在し、中間がなくて、あとは小企業と個人商店。学習塾業界も近くそのような構造になって行くのだろう。

 ※両社の統合のメリットについて、栄光HDは次のように発表している。
 「続きを読む」に掲載。
(ⅰ)栄光の対面指導のノウハウとZ会の遠隔指導のノウハウを密に一体化するとともに情報技術の進化等も利用することで、顧客個々の状況に適合した学習スタイルを柔軟に提供することが可能になり、両社サービスの切れ目の無い一体化により、新たな価値とビジネスモデルを創出することができること。

(ⅱ) 教育行政の転換等に伴い、初等教育から中等・高等教育に至る一貫した教育が進むことが予想される中、小学生の指導を中心に強みを発揮してきた栄光、中学・高校生の指導に定評があるZ会という両社の一体経営により、幼児・小学生から高校・大学生、あるいは社会人に至るまでの一貫した教育プログラムを提供することが可能となること。

(ⅲ)栄光が実践する“課題を適切に処理する力を養成する指導”及びZ会が実践する“考える力を養成する教材及び指導”等は、国が推進する21世紀型能力の育成、グローバル人材の育成等に貢献し得るものと確信しており、両社が一体的に指導を展開することで、社会が求める人材の育成を効果的に推進することが可能となること。

(ⅳ)栄光がもつ海外展開のノウハウと、Z会がもつ社会の中核となりうる人材の育成ノウハウが一体化することにより、国内外から求められるグローバル人材の育成が可能となること、また、各国の交通網及び情報インフラの整備状況により、通学型、在宅型を組み合わせた教育サービスを柔軟に展開することが可能となること。

 ※なお、増進会も上記とほぼ同内容の発表をしている。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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