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授業は学校じゃなく家で受ける時代へ

 このブログの読者には、当然ながら教育関係者が多いので、すでに「反転授業」についてはよくご存知だろう。

 そうではない一般の方のために、「反転授業」を簡単に説明しておくと、生徒は、講義を宿題として家で視聴しておき、学校ではそれを前提とした演習を行うという授業形式だ。
 従来は、「教室で講義し、演習を宿題にする」であるから、ちょうど「反転」した形になっているので、このように呼ばれる。

 家で講義ビデオを視聴するわけだから、当然ながらそのための機器が必要だ。パソコンやタブレット端末の普及が、こうした授業形式を可能にしているのは言うまでもない。
 佐賀県武雄市では、市内の全小学校の児童にタブレット端末を配布し、算数と理科で反転学習を取り入れている。

 このような取り組みが、どれほどの成果を上げるかは、今のところ未知数であるが、学校や塾における授業のあり方や、教える側の先生に求められる資質・能力が徐々に変わってくる可能性もある。

 たとえば、学校や塾が提供する最大のコンテンツは、今までなら個々の先生たちの「よく分かる授業」や「面白い授業」であったのだが、極端な話、それは不要になる。
 「日本一分かりやすい授業」や「世界で一番面白い授業」をオンラインで視聴できるようにすればいいのである。

 代わって先生に求められるのは、演習をうまく運営する技術である。
 演習には、テスト、ディスカッション、プレゼンテーション、グループワークなど様々なパターンがある。これはつまり、アクティブラーニングのスキルということになる。

 何でもかんでも新しいものに飛びつけばよいというものではないが、いつまでもチョークと黒板による一斉講義でもあるまい。

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今日は入試フォーラムでのご講演、ありがとうございました。

先生のお話を聞いていて、アクティブラーニングについての塾での方法論が、よりいっそう明確になりました。

反転授業、アクティブラーニング、プレゼンテーションを上手く組み合わせた活用法を考えて、取り組んでいきたいと思います。
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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