FC2ブログ

県内私立中学校を盛り立てるのが役目

 今日は、年2回行われている中学入試研究会が浦和ロイヤルパインズホテルで開かれる。
 正式名称は「埼玉私立中学校1月入試研究会」、主催は株式会社メディアバンクス、つまり私の会社だ。

 現在埼玉県内には29の私立中学校がある。来春開校の本庄第一を加えると30校。私立の全日制高校が48校あるから、そのうちの62.5%が併設の中学校を持っているということだ。
 昭和時代は4校しかなかった。平成10年でも、まだ9校。その後、中学開設が加速し、平成20年では21校まで増えた。

 ちなみに、併設中学校を持たない、いわゆる高校単独校は次の18校だ。(五十音順)
 「秋草学園・慶応志木・浦和学院・浦和麗明・叡明・川越東・栄北・秀明英光・正智深谷・東邦音大附属東邦第二・武蔵越生・武蔵野音大附属・花咲徳栄・東野・細田学園・山村学園・山村国際・早大本庄」

 現下の大問題は、中学校はどんどん出来るのに、中学受験を目指す層がそれほど拡大していないことだ。
 結果、募集定員を満たせない学校が続出する。
 今期の入試でも、募集定員を満たしたのは、29校中、わずか7校であった。

 私立中学校を受験する場合、小学校4年ないし5年からの塾通いが必要とされている。そして、入学後は当然学費(授業料)が発生する。さらに併設の高校に進むから、ここでも学費。
つまり、中学受験というのは大変お金のかかる選択なのである。
 もっとも、最近は公立の中高一貫校もできており、こちらは学費負担は少ないが、学校の数も少ない(埼玉県内は県立伊奈学園中と、さいたま市立浦和中学校の2校)。

 お金のかかる選択であるから、受験者が増えるかどうかは、景気の動向にも左右されるのだが、もともと中学受験を目指すのは、同世代の10%から15%、多くても20%であり、これらの家庭は富裕層とまでは言わないが、比較的景気の動向に左右されにくい層であると推定されるので、受験者数が頭打ちになっていることを、景気動向だけで説明するのは難しい。

 高校受験の場合、埼玉では公立志向が強く、併願私立も県内校が選択されることが多いが、中学受験では、都内私立が強力なライバルとなる。国立あり、大学付属校あり、明治や戦前からの伝統校ありと、選択肢は多彩だ。
 したがって、中学受験を志した受験生の多くが、都内私立に流れるという実情があり、これも県内私立中学校の募集を苦しくしている一因だ。

 しかし、こうした中、開智中、栄東中などは、安定的に定員を確保し、それどころか募集定員をはるかに上回る入学者を集めている。
 両校は、いまや大学合格実績において、県内私立の2強と呼ぶべき存在である。
 そうなると、やはり募集における最大の武器は、「進学指導=大学進学実績」であると考えざるを得ない。

 ともあれ、すべての私立中学校が募集定員を満たし、理想としてかかげる教育を推進できるように後方支援するのが、私の役目なのだ。もっと汗をかかねば。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード