入試は1回勝負方式のほうがいい
埼玉県の公立入試は、平成24年度入試から1回勝負の入試になったわけだが、私はこれに賛成。
関東では神奈川と茨城も1回勝負型。東京・千葉・群馬・栃木は2回の選抜を実施する。全国的にはどうなのか? これは後日調べてみるので、ちょっと待ってほしい。
前期、後期みたいな形で2回の選抜をするメリットとして、「チャンスが2回に増える」などと説明されているが、それはどうかな。
チャンスが2回というと、なんだか得するような感じがするが、それによって定員が増えるわけじゃないんだよ。
たとえば、いま10人の受験者がいたとする。で、定員は5人。つまり半分しか入れないわけだね。
まず第1回目の試験では、定員5人のうち2人を合格にする。ここに10人が挑むから、競争率は10÷2で5倍。とんでもなく厳しい入試だ。
落ちた8人は第2回目の試験に臨む。残り定員はあと3人、受験者は第1回目に不合格だった8人だから、競争率は8÷3で約2.7倍。これも結構厳しい入試だね。で、3人はめでたく合格だが、5人はまたしても不合格。
まとめると、10人のうち一発合格が2人、1勝1敗が3人、まあ、ここまではいいね。合格したんだから。かわいそうなのは、2敗したあとの5人。2回の不合格はショック大き過ぎ。
これがもし1回勝負の入試だったら、10÷5で競争率は2倍。倍率はこっちの方が低い。それと、こっちはトータル5勝5敗の入試になるわけだけど、2回やると1回目が2勝8敗、2回目が3勝5敗でトータル5勝13敗の入試になってしまう。
2回のチャンスと言うけれど、考えようでは敗者をたくさん作るシステムってことだからね。だから私は、1回勝負に賛成だな。
関東では神奈川と茨城も1回勝負型。東京・千葉・群馬・栃木は2回の選抜を実施する。全国的にはどうなのか? これは後日調べてみるので、ちょっと待ってほしい。
前期、後期みたいな形で2回の選抜をするメリットとして、「チャンスが2回に増える」などと説明されているが、それはどうかな。
チャンスが2回というと、なんだか得するような感じがするが、それによって定員が増えるわけじゃないんだよ。
たとえば、いま10人の受験者がいたとする。で、定員は5人。つまり半分しか入れないわけだね。
まず第1回目の試験では、定員5人のうち2人を合格にする。ここに10人が挑むから、競争率は10÷2で5倍。とんでもなく厳しい入試だ。
落ちた8人は第2回目の試験に臨む。残り定員はあと3人、受験者は第1回目に不合格だった8人だから、競争率は8÷3で約2.7倍。これも結構厳しい入試だね。で、3人はめでたく合格だが、5人はまたしても不合格。
まとめると、10人のうち一発合格が2人、1勝1敗が3人、まあ、ここまではいいね。合格したんだから。かわいそうなのは、2敗したあとの5人。2回の不合格はショック大き過ぎ。
これがもし1回勝負の入試だったら、10÷5で競争率は2倍。倍率はこっちの方が低い。それと、こっちはトータル5勝5敗の入試になるわけだけど、2回やると1回目が2勝8敗、2回目が3勝5敗でトータル5勝13敗の入試になってしまう。
2回のチャンスと言うけれど、考えようでは敗者をたくさん作るシステムってことだからね。だから私は、1回勝負に賛成だな。