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勉強を「いつやるか」にも目を向けるべきだ

 今回は完全受験生向け。

 「やることやってから遊びなさい」。
 家の人からこんなことを言われた覚えはないかい。

 中高校生にとって、たしかに勉強というものの重要度は高い。大人にとっての仕事が、中高生にとっての勉強と考えていいだろう。

 ただ、その効果に着目した場合、「勉強してから遊ぶ」のと、「遊んでから勉強する」のと、どちらがいいかは考えてみる必要がある。

 たとえば。
 大人が会社での仕事を終えて家に帰る。その際、明日のためにちょっと資料を読んでおこうとか、ほんの少し下調べをしておこうといった大人の宿題を持ち帰ったと仮定しよう。

 さて、その場合。
 風呂も入らず、飯も食わず、まずは大人の宿題を片づけようということになるだろうか。もちろん、そうしないと気が済まないという人もいるだろう。だが、私だったら、風呂と飯が優先、ついでにテレビなんぞも見たりして、それからにするだろう。

 つまりこれは、疲れて帰って来てすぐにやるよりも、ちょっと休んでリラックスしてからやったほうが効率的だということを経験的に知っているからである。

 重要度が高ければ、そのことの優先順位が高いのはその通りだ。ただ、日常生活レベルで考えると、重要度とやる順序は必ずしも一致しない。
 どうでもいいことを先にやり、大事なことが後になっても、結果はそのほうがいいという場合もあるのだ。

 私が特に受験生に訴えたいのは、勉強では、「いつやるか」「何をやるか」「どうやるか」の3つが重要であるということだ。

 しかし、「何をやるか」と「どうやるか」を真剣に考える人でも、「いつやるか」にはあまり目を向けないようである。

 昼なのか夜なのか。寝る前なのか起きてすぐなのか。塾に行く前なのか行ってきてからなのか。いろんなケースを試しながら、自分にとって、どのタイミングがもっとも効率的なのかを発見してほしいと思う。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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