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新国立競技場で始まっている悪役レース

 悪役多数登場。

 今回の新国立競技場の建設計画見直し問題。
 民主党はさっそく安倍政権追及の道具にしたいようだが、どうも悪役が多すぎて焦点が定まらない。

 とりあえず、現在のところ以下の人々がエントリーされている。

■第1レーン 設計者 ザハ・ハディドさん
 「アンビルドの女王(Queen of the unbuilt)」などと呼ばれているそうだ。建築物というのは、基本的に柱は垂直、床は水平と相場が決まっているが、この人は曲線を駆使したデザインを得意としているという。ただ、その分建築にあたっての難易度は高く、費用も高騰し、結局設計通りに建たないなんてことがあるようだ。今回もまた異名通りの展開に。

■第2レーン 建築家 安藤忠雄さん
 デザイン決定の最高責任者としてザハ氏を強く推したとされる。工業高校出身だが独学で建築を学び、ついには東大教授にまでなったという異色の建築家。神宮の森の景観をぶち壊すようなデザインをなんで選んだんだなどと言われているが、「表参道ヒルズ」を見ても分かるように、自然景観との調和とか、和の歴史と伝統を重んじるという発想はあまり持ち合わせていないようである。

■第3レーン 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)及び理事長・河野一郎さん
 文科省の外郭団体。デザインコンペを仕切ったのがこの組織だが、高級官僚の天下り先の独法(どくほう)だからね。「どうせ自分の金じゃないし」と予算のことは真剣に考えていなかった。「文科省に言われたことをやっただけ」と、責任を取る気はさらさらない。

■第4レーン 下村博文・文部科学大臣及び文部科学省
 JSCを管轄し、指導すべき立場だし、オリンピックほか日本のスポーツ行政を中心的に担う官庁だからね。たぶん、ここが悪役中の悪役なんだろうね。あとは、民主党がお得意の「任命責任」というやつで、安倍首相を悪役に仕立てられるかどうかだ。

■第5レーン 舛添要一・東京都知事
 東京都が会場のオリンピックなのに、なぜか他人事。評論家みたいな発言しかしない。まあ、招致に動いたのは石原慎太郎元知事、猪瀬直樹前知事だから、「俺には関係ない」ってところか。

■第6レーン 森喜朗・東京五輪組織委員会会長
 建設計画には直接関与していないはずだが、なぜかここに来て頻繁にマスコミに登場する。「たかが2500億円」と言ってみたり、どうもわざと悪役に連なろうとしているようだ。今から14~15年前の総理大臣で、3年前には国会議員も引退しているのに、なんなんだこの存在感は。

■第7レーン 安倍晋三・総理大臣
 とりあえず悪役レースにはフル出場が義務付けられている。

 さて、冒頭の話だが、野党はこの件に関して国会の予算委員会で集中審議をして徹底追及する構えである。
 だが、どうなんだろう。
 野党は政権批判のカードが1枚増えたと喜んでいる場合ではないように思う。もしかしたら、自民党は、国民にとって安保法制よりも分かりやすい問題が発生したことをこれ幸いと思っているかもしれないのである。

 野党がここにあまりにも時間とエネルギーを費やすと、相対的に安保法制の影が薄くなる。
 まあ、何でもかんでも政権批判だけできればいいと考えているなら別だが、本当に国家の平和と国民の安全を考えているなら、この件はほどほどにするべきだろう。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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