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「お疲れさま」と言わずに何と言う

 タモリさんの発言が物議を醸している。

 子役が相手を選ばず『お疲れさまです』を使うのはおかしい。『お疲れさま』という単語は本来、目上の者が目下の者にかける言葉」という趣旨の発言。

 そうかもしれない。ただ、ガキと爺さんが同じ仕事場で一緒に働くというのは一般社会ではまず考えられないから、これは芸能界という特殊な世界のお話だ。

 『お疲れさま』が、目上の者が目下の者にかける言葉かどうかは微妙である。
 『ご苦労様』には相当に抵抗があるが、いまの時代、『お疲れさま』は万能の言葉として広く使われているから、まあ、セーフかな。というのが個人的見解。

 職場で誰かが先に帰る。「お先に失礼しま~す」だ。
 で、これが部下だったり、目下だったら「はい、お疲れ」「お疲れさま~」でいいね。
 問題は、先に帰るのが上司や先輩だったりした場合だ。
 「お疲れさま」が使えないとなったら、じゃあ何て言えばいいんだ。

 「さようなら」か?
 そういうことなんだが、何だか小学生みたいだ。

 「お気をつけて」か?
 よそよそしいな。それに言いにくい。舌を噛みそうだ。

 「ありがとうございました」か?
 何を感謝してるんだ。もしかして皮肉。

 ということで、他に適当な言葉が見当たらない。
 「お疲れさま」に「でした」をつけるとか「でございまする」をつけるとか、それで、ちょっと丁寧に言った気分になるぐらいしかなさそうだ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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