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国連に幻想持ち過ぎ

 日本の国連分担金が、来年度から少し下がる見通しだ。
 
 日本は、1956年の国連加盟後、多額の国連分担金を負担してきた。分担金は、国連の活動資金と言うべきものである。

 外務省の資料によると、2015年の分担金割合は次の通りである。
1 アメリカ 22%
2 日本 10.8%
3 ドイツ 7.1%
4 フランス 5.6%
5 イギリス 5.2%
6 中国 5.1%
7 イタリア 4.4%
8 カナダ 3.0%
9 スペイン 3.0%
10 ブラジル 3.0%
11 ロシア 2.4%
12オーストラリア 2.1%
13 韓国 2.0%
14 メキシコ 1.8%
15 オランダ 1.7%

 本部がニューヨークにあって職員の多くはアメリカ人だから、アメリカが1位なのは分かる。常任理事国であるし。
 しかし、他の常任理事国を抑えて、日本とドイツが2位、3位というのはどうなのかな。発言力の強い常任理事国ロシアは、わずか2.4%でしかないというのに。

 日本とドイツを常任理事国に加えて7か国にするなら、まあ納得できる。が、これは中国が絶対反対するし、ロシアも反対。たぶんアメリカも常任理事国をこれ以上増やしたくないと思っている。要するにどの国も既得権を守りたいから、日本やドイツが常任理事国入りする可能性はない。

 だったら、もう少し分担金を下げてもらってもよかろう。もっとも来年度下がると言っても9.7%になるだけで2位は変わらないのだが。

 分担金の話もそうだが、国連憲章から「敵国条項」を削除してほしい。削除しようという決議はなされたが、憲章そのものはまだそのままだ。

 国連は第二次大戦の戦勝国によって作られた組織だから、当初日本とドイツが敵国扱いだったのは仕方ない。だが、加盟し、資金面でも大きな貢献をしている今もまだ敵国扱いはないだろう。

 敵国条項はすでに死文化しているという意見もあるが、国連憲章に残っているのだ。敵国には、安保理事会の承認を経ずに先制攻撃することができる。そう定められている。国連憲章に基づき日本を攻撃する。そういうことが出来てしまう。

 私は国連を否定しようとは思わないが、国連に対し幻想を持ち過ぎるべきではないと思うのである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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