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「達人の授業を見に行く」その1 埼玉栄高校

 「達人の授業2015」その1。
 埼玉栄高校・鷹野先生の日本史。

 新聞の取材で授業を参観した。今日は埼玉栄高校3年生の日本史だ。
 21人の少人数授業。大学入試で日本史を選択する生徒がほとんど。扱うテーマは、日中戦争から太平洋戦争にいたるプロセス。

 この時代の日本史というのは、ほとんど世界史と言ってもいいほどで、当時の国際情勢の理解を抜きには語れない。そして、欧米及びアジア各国の思惑は入り乱れており、かつそれぞれの国の行動が刻々と変化して行くものだから、まことに理解しにくい時代なのである。なにせ当時の平沼騏一郎という首相が「欧州情勢は複雑怪奇」(ヨーロッパのことは、どこがどうなってるのかサッパリわからん。こんなんじゃやってられん。ヤーメタッ!)と言って内閣総辞職してしまったほどなのだ。

 その複雑怪奇な時代を、単なる一方的な解説ではなく、生徒に疑問を持たせつつ、発言を促しながら解き明かしていく。これは正しく達人の授業であった。

 私もかつては高校社会科の教員であったから、スッキリ解説しろと言われれば出来ると思う。だが、授業というのはそれではダメなのだ。先生は池上彰じゃない。

 この授業は2時間続きなのだが、休み時間になってもまだペンを走らせている生徒が数人いた。
「忘れないうちに、もう一回自分なりに整理してみようと思って…」。
 エライ!

 が、生徒をこういう気分にさせる先生もまた立派なのだ。
 いい授業を見せてもらった。

 埼玉栄高校鷹野先生

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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