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馳浩文科大臣、出番ですよ

 「世界記憶遺産」というものがあるとは恥ずかしながら知らなかった。
 「世界遺産(World Heritage)」や「無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage)」の方にばかり目を奪われていた。迂闊(うかつ)だった。

 中国が申請した「南京事件関連資料」がユネスコの「世界の記憶(Memory of the World)」に登録されたというのだ。

 支那事変(日中戦争)の際に起こったとされる南京事件。その真偽も含め諸説あるが、そこには立ち入らない。ただ、日本兵による30万人もの大虐殺があったというのは、ちょっと想像しがたい。広島の原爆による死者が14万人とか言われているわけで、大量殺りく兵器を使わず、人間業でそんなことができるのかと思うのである。

 しかし、それにしても中国はよほど反日を世界に広めたいようだ。日本の悪者にしたい、世界から孤立させたい、そういうことなんだろうね。

 ユネスコのボコバ事務局長(ブルガリア)は、次期国連事務総長の座をねらっていて、そのために常任理事国である中国のご機嫌をとったという見方もある。が、これはどうか分からない。

 どちらにしても、国連やユネスコというのは、各国の利害が渦巻くドロドロした政治的かけ引きの世界なんだね。
 以前にも、国連に幻想持ちすぎという記事を書いたと思うが、われわれが学校で習ってきたような「清く正しく美しい」組織ではないことは知っておいたほうがいい。

 と言って、いま現在これに代わるような国際的な組織はないわけだから、国連の真実を知って、上手に付き合っていくしかない。

 ユネスコへの拠出金や分担金を停止しろという意見もあるようだが、そんなことしたら中国が、「だったら、オレがその分を肩代わりしてやるぜ」となるから、ここは停止をちらつかせながら、組織や登録制度のあり方を変える努力をしたほうがいい。

 馳浩文科大臣が11月のユネスコ総会に出席することを検討中だという。いきなり出番が来たね。ジャイアントスウィング一発かまして来い。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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