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突然の避難訓練、さあ生徒はどう対応する

 部活顧問の先生方に取材する必要があって、春日部共栄高校に行った。

 10人近い先生に次々に話を聞いて行くわけだが、途中少し中断しなければならないという。
 「今日の約束をした時は、まだ決まってなかったんですが、4時間目に避難訓練が入ったんです」

 そうか。ならば仕方ない。
 しかし、そういうものは、年間行事でいついつと決まってるんじゃないの?
 「はい。だいたいは決まってるんですが、本校では予告なしでやることになっているんです。だから、生徒は今日、避難訓練があることを知りません」

 そうなんだ。そいつはいい。
 私の経験している避難訓練は、朝のホームルームの時間に、今日は6時間目のロングホームルームの時間に避難訓練がありますみたいな、予告済みのものばかりだから、生徒がどんな行動をするか見てみよう。
 いい時に来た。

 で、4時間目が始まるとしばらくして緊急地震速報が流れた。
 机の下にもぐれとか指示が出る。
 でも、揺れはないわけだし、すぐにこれは訓練だと分かる。そして間もなく、これは訓練ですという放送があり、校庭への避難が始まる。

 4時間目の担当の先生の誘導で、次々に生徒が出てくる。
 みんな静かだ。
 ちゃんと状況が分かっている。このあたりが実にいいね。
 集合して点呼して、その間ちょっとおしゃべりでざわついたことを担当の先生は「静かにしなさい」と、とがめていたが、私から見れば十分静かだ。要求水準高過ぎ。

 全員の避難、集合に要した時間は11分ほど。
 校長先生の短い講評があって、「では、教室に戻りましょう」。
 おいおい、まだ授業やるつもりか。

 何にもない普段の学校に行ってみると、面白いものが見られる。

 春日部共栄避難訓練01
 春日部共栄批難訓練02

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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