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我慢強さが成績に関係するみたいだぞ

 「マシュマロ実験(マシュマロ・テスト)」という心理学の有名な実験がある。
 学校や塾の先生はよくご存知と思うので、今日のこの話は受験生向けである。

 1970年代にウォルター・ミシェルという心理学者が4歳児を対象に実験した。
 子どもの目の前に一つのマシュマロを置き、「私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢したら、マシュマロをもう一つあげる。私がいない間にそれを食べたら、二つ目目はなしだよ」と言い残して部屋を出る。

 さて、その結果は?
 なにせ4歳児であるから、たった15分でも我慢がきかない。それでも3割ほどの子どもが我慢し、二つ目のマシュマロを手にしたという。

 この実験の興味深いところは、その後の追跡調査の結果だ。
 ミシェルは、この実験に参加した子どもたちが、その後どのように成長したかを調べた(高校生くらいまで)。
 そして、我慢できた子は、我慢できなかった子に比べ、対人関係にすぐれ、ストレスに強く、なおかつ学業成績も優れているという結論を得たのだった。

 どうやら、幼いころからの自制心とか我慢強さが、学業成績にもつながるようだ。

 受験生諸君が今さら4歳児に戻ることはできないが、今からでも遅くはない。我慢強い人間になろうではないか。
 将来のより大きな利益(2つ目のマシュマロ)を手に入れるために、目の前の欲求(1つ目のマシュマロ)を抑える努力をしてみようではないか。

 なお、この実験では、子どもたちがどうやって食べたい欲求を抑えようとしたか。その行動にも注目している。
 我慢できた子は、目を覆って、マシュマロを見ないようにしたり、別のことで気を散らしたり、手の届かない位置に離れたりと、気持ちをマシュマロからそらす工夫をしていたというのである。

 じっと見てたら食べたくなっちゃうな。そうだ、見なけりゃいいんだ。
 そうだよ。よくそこに気づいたな。

 受験生諸君も、ただ我慢我慢というだけでなく、どうやって自分の気持ちをコントロールするかという作戦を考えてみてくれ。
 4歳児に負けるなよ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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