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とことんやる若者を応援する

 今年はどういうわけか、音楽の世界で生きて行こうという若者に大勢出会った。

 「オマエ、簡単に言うけど、そういう世界で食って行くのは大変なんだぞ。趣味でやるのがいいとこだ。やめとけやめとけ。俺は絶対に認めんぞ」
 なんてオヤジに反対された人も多いんじゃないだろうか。

 だが、食って行くのが大変なのは、何も音楽の世界だけじゃない。美術だって、文学だって、スポーツだって、あるはまた学問研究だって、ある種の才能をよりどころにして生きて行こうとすれば、どれも大変なことになるのだ。

 私はこれでも教育者の端くれであるから、そういう場合、「じゃあ、とことんやってみな」という立場をとる。当然だが力点は「とことん」の部分にある。やるなら徹底的にやれ、最後までやれということだ。(「とことん」の語源については「続きを読む」に記した)

 才能と成功は必ずしもイコールで結びつくものではない。才能があっても成功しない者もいるし、逆に才能はそこそこであっても成功する者がいる。
 その差は、「徹底」の度合いである。
 経験的に言えば、とことんやれば成功の確率はその分だけ高まる。

 また、とことんやれば、己の真の才能に気づかされる。中途半端だと「おれはまだ、本気出してないからね」と言い訳できるが、力を出し尽くし結果が出なければ、潔く別の道に進む決心ができる。しかし、とことんやった経験は、自分の血となり肉となり蓄積されるので、それが次の成功への糧となる。

 というわけで、とことんやろうという若者を応援しようと思うのだが、私には、上から思いっきり引っ張り上げてやる力もないし、下からヨイショと持ち上げてやる力もない。まあ、ズルズルっと谷底まで落っこちる、そのちょいと手前あたりで、ぎりぎり支えてあげるぐらいはできるかもしれない。
「とことん」の語源
 戊辰(ぼしん)戦争のとき、江戸を目指す薩長連合軍(官軍)が歌った軍歌が元とされる。
 「宮さん宮さんお馬の前に ひらひらするのは何じゃいな トコトンヤレ トンヤレナ 
あれは朝敵征伐せよとの 錦の御旗じゃ知らないか トコトンヤレ トンヤレナ」

 作曲は、大村益次郎(おおむら・ますじろう)という説がある。長州出身の大村は戊辰戦争で活躍し、日本陸軍の創設者とも言われる。後に、戊辰戦争戦死者を慰霊するため東京招魂社(現在の靖国神社)の建立を献策。靖国神社に大村の銅像が立つのはこのためである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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