梅野弘之の先生応援ブログ

　国会では大事な予算審議をしている最中だというのに、テレビはSMAP解散危機の話題で持ちきりだ。
　ベッキーのことなんか、どうでもよくなってしまった。
　格の違いと言うべきか。

　成功した創業者は偉大であるが、そのバカ息子・バカ娘が権力を握り始めると、古参の社員との軋轢を生む。同族企業ではよくあることだ。
　今回の一件も正にこの構図だろう。

　結局のところ、SMAPの賞味期限は完全に切れたのである。
　こういうことは全盛期には起こらないものなのだ。
　人気の絶頂期ならば、不満があろうが、対立が起きようが、全員が「売れてるSMAP」を前に、我慢し自重するのである。そのほうが得策だからである。

　しかし今や、本人たち及び関係者も、実のところ、「まあ、解散でもいいんじゃないの」と思っているだろう。
　全盛期ではないから解散で大打撃を受ける人も少なそうだ。

　このまま50歳、60歳まで続けて、「僕たちアイドルやめます」と言ったって、もうその頃には誰も振り向かないだろう。
　新たな道を歩み始めるには、年齢的にちょうどいいところだよ。潮時というやつだ。
　（というのは、40歳で教員を辞めサラリーマンに転身した私の個人的感想）

　幸い芸能界というところは定年がない世界であるから、メンバーそれぞれが、独自の世界をさらに追求して、この先30年、40年と活躍してくれたほうが、こちらも楽しめるというものだ。