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本人が知らないうちに、教育評論家になっていた

 来週の月曜日(1月18日)から、埼玉新聞に公立高校入試の予想記事が掲載される。
 2月12日まで、土日を除く毎日である。

 この連載記事は、私が埼玉新聞社にお願いして昨年から始めてもらったものだ。
 予想は大手塾の先生方が担当し、私は総合監修という立場だ。つまり、内容をチェックする係。
 受験生のいるご家庭は、ぜひこの期間だけでも購読していただきたい。

 この件は、だいぶ前から埼玉新聞のホームページに出ていて、そのことは知っていたのだが、昨日初めて見てビックリ。
 「元高校教諭で教育評論家の梅野弘之氏が総合監修を行います」と書いてあるではないか。
 えっ、私はいつから教育評論家になったのだ。
 教育評論家っていうのは、尾木ママこと尾木直樹氏や、夜回り先生こと水谷修氏みたいな人を言うんじゃないのか。

 まあ確かに、学校の先生や塾の先生のように、教育そのものをやっているわけではなく、ただ教育について好き勝手に書いたり言ったりしているわけであるから、そういう点では評論家の資格を満たしているかもしれない。

 私の中では、評論家というのは、「無責任」というイメージがつきまとっている。だから、そうは言わないし、言われたくもない。
 この場合の「無責任」というのは、生徒や保護者に対して直接の責任を持たないという意味だ。言っていること、書いていることについては、ちゃんと責任をとる。

 私も昔そうだったが、先生というのは、たとえば生徒の安全について直接的な責任を持っているのである。やや大げさな言い方をすれば、命を守らなきゃいけない。
 生徒の心身の成長、学力の伸長、進路の選択・実現等々、そういうことに責任をもって当たっているのが先生なのだ。
 しかし、今の私にはそれはない。だから、そういう意味で「無責任」なのである。

 私にもう少し専門的知識があって博士号なんかを持っていると、教育学者と呼ばれたりする。
 が、そこまで究めてはいない。

 そう考えると、案外、評論家は当たっているかもしれない。
 教育者(先生)や教育学者ほどの専門性を持たず、「無責任」な立場で、いっぱしのことを言うやつ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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